タクシーした日 #28 スメルズ・ライク・タクドラ・スピリット
旅行に行くのも良いでしょう
外食するのも良いと思います
でもね…私達は大事なことを忘れてると思いませんか?
日本の未来を担う若者達が学校に行けずにいるのです、こうしている間にも彼等の貴重な時間が失われていくんですよ
学校で得る様々な知識や他者とのコミュニケーションにより学ぶであろう人の心や感情の機微それらを学ぶ機会が失われているんです!
これで良いのだろうか?
いや!良くない!!
一刻も早く!
何よりも優先して!
若者達のケアの為に国が動くべきではないでしょうか?
動くべきと言わざるを得ないのが現状なのです!
…と、憤慨しながら浅草を流していると国の宝である若者達が挙手しています
(´∀`)「ご乗車ありがとございます!」
「あ、サーせんあの〜5人乗れますか〜?」
(´∀`)「無理ですね」
「ええ〜ダメなの?いいっしょ?近くだし」
(´∀`)「ダメなんですよ、すいません」
「チッ…んだよコイツ」
「もーいーよいこいこ」
「なんなんだよ、近いんだからべつによくね?」スタスタスター
……(´∀`)
最近はまた暇になってきちゃいましたね〜
会社も休みになっちゃうんですかね
日本の未来を憂いつつコンビニの駐車場でコーヒー飲んでお菓子たべてるとなにやら若者3人が揉めてます、うるせーな…犬に食われて死ねばいいのに…と思っているとそのうちの1人の女の子が乗せてくれと窓をコンコンしてきました
地雷っぽいから断ろうと思ったんだけど回送にすんの忘れてたんだよね、仕方ないから乗せますよ
(´∀`)「ご乗車ありがとうございまーす」
「早く出してください!」
(´∀`)「あーハイ、お連れさんはいいんですか?」
「いいんです!早く出して!」
中にだしたろか?と思いつつ駐車場をでます
(´∀`)「えーと、どちらにまいります?」
「アタシがいたんじゃ…あの2人は前に進めないんです!」
(´∀`)「…はー、そうなんですねーお疲れでしたらナビに住所いれましょうか?」
「あの娘は優しすぎるから…だから…だからアタシは帰ります!」
(´∀`)「そうなんですね、とりあえず止めますね住所聞いていいっすか?」
「うっ…うっ…ハイ。」
なんと柏の葉キャンパスでした、高速指定で平井大橋から柏ですよ〜ヒューッ!
ブツブツ言ったり泣いたりしてたんですけど気づいたら中田が引退した時みたいに完全に横になって寝てます、シートベルトしろや
指定の住所に到着
目覚めなかったら面倒だなと思ってたんだけど、意外にもアッサリ目覚めてチャチャっと会計して足早に降りていきましたよ、なんだアレ
ともあれ今日も足切りクリアだぜ!
意気揚々と営業所に戻って洗車しようと思ったらリアシートの端っこにソウルフルなシャウトが
酔っぱらった若い女は控えめに言ってクソ。
それでは皆さん、うがい手洗い忘れずにね⭐︎