タクシーした日 #34 タクドラのセックスを笑うな
最近四十肩がひどくて…
「あなたが思うより健康です」とか言いたいもんですよホント
老いてゆく身体を嘆いていても始まりません
ストレッチも兼ねて夏の星座にぶら下りつつ出庫します。
夜は相変わらずヒマですけど朝から昼にかけては多少マシになってきましたかね?
品川のオフィスや聖路加とか山王の病院への無線が増えてきた気がする、気のせいか。
そんななか春日通りで腰の曲がったババアが挙手してたので乗せてあげます。
「すいませんね、近いんですけど」
(´∀`)…「ハイドーゾ〜」
「しばらく真っ直ぐ行ってください」
こんなとき、メスのババアが言うところの『しばらく真っ直ぐ』は大体我々が思う処のしばらくとは違って1メートル位です、脳細胞が腐って八丁味噌にでもなってるんでしょうね
…と、思ったらこのババア 予想を軽く飛び越えてこんな事を言い出しました
「この先、アタシの方に曲がってください」
(´∀`)…「あたしのほう?左ですか?」
「そう、アタシの方に曲がって」
なにそのポエトリーな言い回し…昭和ポップスかよ
「そこの電信柱ね」
電信柱は等間隔で3本ほど並んでますけどね…指定の電信柱の前でジジイがヨボヨボと歩いていたので少し待っていると
「んもう…オジサン邪魔ねえ!」とか言い出しました、クソかよババア
目クソに文句言ってる鼻クソから420円いただきました、ありがとうございます。
そこそこ人出もあってお客さんも乗せれるんですけどいかんせん単価が安い
乗せても乗せても3桁円…青タン突入した時点で2万ちょいです
どーしたもんかなーと浅草の国際通りを走ってるとお客さん、陽気なおばちゃんです
「すいませんね〜船堀駅までお願いしま〜す」
このおばちゃん、最近までコロナにかかってたとのこと 最初は子供がもらってきてあれよあれよと家族全員が陽性になったそうです
自身と子供は軽症だったんだけど旦那の高熱がしばらく下がらなかったそうです
んでも入院もできないしホテルも入れなかったそうで大変だったとのこと
「だからアタシは今、1番安全なのよ〜」
って言ってました、まあお前はそうだな
お前はそうだけど周りは違うだろ、マスクしろ
そんな迂闊なおばちゃんを船堀ヒルズとやらに送り届けました、ヒルズってなんだよおもしれーな
つかやっぱり増えましたよね
身近になってきた感じがします
いままではなんというか…怖いなと思ってはいてもどこか他人事というか現実味がなかったんですけどね、気を引き締めないといけませんね
営収は3万いきませんでしたが命には変えられません、自分の利益よりも世界の危機が少しでも早く終息させるためにはどうするべきか?
仕方ありませんね…残念ですが大事をとって帰ります。
それでは皆さん、手洗いうがいを忘れずに
ヨロシク万収!