タクシーした日 #22 ダメそうな奴はだいたいタクドラ
東京生まれHIPHOP育ちの皆さんこんにちは!
描いてた未来像からはかなりかけ離れてしまいそうな今日この頃ですが
ローマは成らねぇぜ1日で!!
で、おなじみの人です。
Hey, what’s up?
タイミング的に最悪でしたね、
葉山ってのもまた…
まぁドンマイですよ、Next To The Next。
つーか暑い〜。゚(゚´ω`゚)゚。
この時期ばかりはヒノマルさんのポロシャツが羨ましいです、
ネクタイとかいらないでしょ…
あとシエンタが多いのも良いですよね、
アレってフルフラットにできるんでしょ?
寝やすそう (´∀`)イイナ~
ジャパンタクシーもシエンタがベースらしいですけど色々劣化してる気がすんだよね
まあ、UDだったりボンベ入れなきゃだったりで仕方ないのかな、仕方ないか。
そういやボチボチあれですね、オリンピックのステッカー貼ってないジャパンも見るようになってきましたね、
やっぱ来年は無理ですかね。゚(゚´ω`゚)゚。
ンでももしも…
なんらかの奇跡が起きてコロナが落ち着いて
オリンピックが開催できたら
もう凄い死ぬ程最高クッソ盛り上がると思うんだけどな~ (´∀`)
ま、色々と思う処もございますが
今日も今日とてそろそろ出庫のお時間でございます
セミも鳴けない猛暑日なのでちょいちょい乗ってきます、短いけど。
そんで、「いや〜、アレでしょ暑いからお客さんいっぱいいるでしょ 良かったね!!」
的なことを言ってくるんですよ、客が。
以前でしたら
「うるせえブタ!アナルにパピコ(コーヒー味)ブチ込むぞ!」ってな感じでしたが
今のご時世なので
「いや〜ホントそうっスね!ありがたいっス」
ってなもンです、それがニューノーマルって奴ですかね。平和。
終わることのない低単価のトライアスロンに血反吐を吐いていると雷門通りでエプロン姿のオバちゃんが挙手
なんだかしかめっ面で手招きしていますね、
付いていくと某鰻屋さんです
オバちゃんに促されてジジイ2人が出てきましたが…
見た目がヤバい、なんというか…
家が無いダンブルドアというか
川に住むインジャン・ジョーというか
とにかくそんな感じのジジイです。
できれば逃げ出したい処でしたがいかんせん人通りの多い狭路です、逃げられません。
なす術もなく汚えジジイが2人乗ってきました…
話に聞き耳をたてているとどうやら何かをして追い出されたっぽいです
…てか、なんか臭えな。
嫌な予感しかしない。
とりあえず南千住への発注です
道中、ジジイ1号が「最近のタクシーはナビが2つもついてんのか?それなら俺でも出来るよ!」などと妄言を垂れ流しています
「そうですよね〜コレならバカでも出来ますよね〜おっしゃる通りお客さんでも出来ると思いますよ」と、的確なアドバイスをしながら南千住に到着します。
ジジイ1号を汐入大橋から川に投げ捨てるとジジイ2号が「ゴメンねお兄さん、ちょっと左寄せて」とのこと、
そこそこ人通りのある道の左に寄せると
「ちょっとドア開けて」
「…ハイ」
ドアを開けるとジジイ普通に車の中から立ちションし始めました、衝撃映像です。
誰か逮捕しろよテロだぞテロ。
ウンザリしながらふと見ると
ジジイが座っていたシートが濡れています…
そう、ションベンです。
多分、鰻屋でもションベン漏らして追い出されたんでしょう
臭え訳だよ…
おばちゃんのしかめっ面も合点がいきました
このまま車出してジジイ振り落としてやろうかと思いましたがそうもいきません…
最悪だわ。
道ゆく人達に見て見ぬフリされながらションベンし終えたジジイが言いました
「吉原行って」
「吉原ですか…ハァ(脳死)」
ジジイ指定の場所に着くと…まあソープですよね
なんなの?
ソープ行くの?
勃起すんの?
と、困惑しているとソープのお兄さんがやってきました
「〇〇さん、いらっしゃいませ」
…すんのかい。
予約してたのかよこのジジイ
ジジイがビッショビショのズボンで店の中へ悠々と消えていきました。
すげえなジジイ、ビッグイシュー何冊売ったんだよ。
もう戻ってくんなよ、現世に。
さて、車には発情サルジジイのションベンのカホリとそのションベンのついたシートとションベンみたいなこの状況にウンザリの私が残された訳ですが…
さすがにこのままでは営業できません
いったん営業所に戻ってシートを掃除します
クソが。
ついでに仮眠します。
あれ…おかしいな、涙が。
その後、営業再開するも臭いに関するクレームも無かったので良かったです
でも、しばらくリアシートでは寝る気しねぇな
やっぱシエンタ羨ましいわ。
それでは皆さん
タクドラ・ライヴズ・マター!