タクシーした日 #46 タクドラ、木枯らしに抱かれて…
いや〜なんというか…
金が欲しくて働いて、眠っていたらいつのまにか秋になっててビックリしましたよ。
やんなっちゃいますねぇ
おなじみ外苑の並木です。これはこれで良いもんですね(´∀`)
そんなこんなで容赦なく迫り来る師走の圧にくじけそうな毎日ですが、白い季節の風に吹かれ寒い冬がやって来るそうなので出庫します。涙優しく。
最近、朝日が眩しいですよね〜嫌いじゃないんですけどね。。。
…お日様と言えば!
ねえ!そう!
日向の道を歩いて行こう…稔さん!
ですよね〜!!(話したくて仕方ない)
いや、朝の7時から9時位は出勤にタクシーを使う人も多いので無線が熱い時間帯なのですが最近ね、朝ドラが…ほら…目が離せないじゃないですか…(´∀`)
なので回送にしてテレビみてんですけどね
ホント戦争ってクソですね!
前に「この世界の片隅に」にハマってた時に50000回くらい観てその度に眼球が零れ落ちるほどに泣いてたんですけどカムカムもほんと辛い〜!辛すぎ〜!!!
俺は上白石萌音を舐めてましたよ…。゚(゚´ω`゚)゚。
あの子あんな演技するんですね…
泣きすぎて死んじゃうよ…。゚(゚´ω`゚)゚。
そんなこんなですっかりお客さんのいなくなった町を腫れた目で彷徨います。仕事になりません。
美味しゅうなれ…美味しゅうなれ…!(まるで関係ない表現)
すると春日通りでフンワリネクタイとトンガリ靴のツーブロックサラリーマンから手が上がります
…うざ。
平和ボケがよ、戦争なめんなよ!若造!
「すいません上野から高速乗って目黒までお願いします」
…好き!だいしゅき!!!!
日本の未来を担う好青年のおかげでたった一回の営業で10000円弱の営収を得てしまいました
…資本主義最高!
お昼をすぎて10回ほど千円未満のクソ虫共を運んで休憩していると回送にしているにも関わらず婆さんが窓をコンコンしてきました
「すいません山王病院に行きたいんですけど…」
なんでも全然タクシーが来なくて困ってるとのこと…
オッケー!乗れよババア!
俺はいつだってカムカムエブリバディさ!!
これかYOU似の義母だったら勇ちゃんバリに側頭部にバットフルスイングして隅田川に死体遺棄するとこでしたけどね…
道中、色々話を聞いてあげたのでチップとかもらえっかな〜と思ってたんですけどくれませんでした。
…なんだよ、クソババア!ケチ!長生きしろよ!!
そんな老害と入れ替わりで山王病院からまた違うババアが乗ってきてこれが藤沢まで。
…藤沢?
ありがとうババア〜!
育ててくれたババアにマジで感謝 ♪
今日からは巻くのやめるぜガンジャ!
…と、一昔前の日本語ラップシーンのごとく日本の偉大なるグランマに感謝しつつ海沿いの広大なコンビニの駐車場で寝ます。おやすみなさい。
〜5時間後〜
な、なんとか起きました…
その後、のんびり東京に戻ってきたんですけどね
もうあれですよ、娘は夜な夜な家出して息子はまだまだ夢を見てるような時間になっちゃいましたわ
残念ながら深夜はまるで良いとこなしでしたね〜
不思議なもんで昼がよければ夜はダメなもんです。こんなもんでしょ。(違います)
最後に上野から綾瀬経由の竹ノ塚までを上乗せして終わりです、五万いかんかった。゚(゚´ω`゚)゚。
つか営業10回してないってアレだな…いかんな。
土砂降りの夜に誓いますぞ、次回は頑張りましゅ。